2022年5月29日(日) 『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品』読了。 ブログ参照。 都甲幸治、西脇雅彦、石川清子、越野剛、小澤英実、阿部賢一、佐藤良明、土肥秀行、楠瀬佳子、橋本智弘、上岡伸雄、山口和彦、原成吉、宮原一成、水谷八也、山内功一郎、日吉信貴、加藤洋介、大野典宏、岡和田晃、東條慎生、藤井光、小田島恒志 ・著 村上春樹からボブ・ディランまで。世界で話題の文学は、こんなにも面白い! 毎年10月に発表される、ノーベル文学賞。その候補者と噂される作家ばかりを紹介した文学ガイドが登場! 27カ国38人の作家を、早稲田大学、東京大学、学習院大学、一橋大学などで教鞭をとる専門家たちが、プロフィールから有名作品の見どころまで、わかりやすく解説されています。それぞれの代表作のあらすじ、日本語訳がある作品リストはもちろん、「この作家が好きな人は、他にこんな本を読んでいます」という読書案内までカバー。 帯コメントは、ポール・オースターやエドワード・ゴーリーなどの翻訳で知られる柴田元幸氏。 <もくじ> 世界文学の魅惑/都甲幸治 1. 村上春樹――記憶をめぐる冒険/西脇雅彦 2. アシア・ジェバール――アルジェリア人がフランス語で語ること/石川清子 3. スヴェトラーナ・アレクシエヴィチ――「ユートピアの声」を集めて/越野剛 4. ジョイス・キャロル・オーツ――アメリカ文学界のダーク・レディ/小澤英実 5. ミラン・クンデラ――越境と変奏/阿部賢一 6. トマス・ピンチョン――超然たるヘビー級文学の雄/佐藤良明 7. ウンベルト・エーコ――学者からベストセラー作家へ/土肥秀行 8. ダーチャ・マライーニ――日本育ちのフェミニスト/土肥秀行 9. グギ・ワ・ジオンゴ――ケニアの口承伝統を引き継ぐもの/楠瀬佳子 10.ナーダシュ・ペーテル 11.アドニス 12.ミルチェア・カルタレスク 13.高銀 14.ヨン・フォッセ 15.ヌルディン・ファラー 〈コラム〉幻の候補者リスト 16. サルマン・ラシュディ――インドから飛び立つ想像力/橋本智弘 17. ドン・デリーロ――マスメディア、テロリズム、小説家/上岡伸雄 18. フィリップ・ロス――ルーツと欲望/上岡伸雄 19. コーマック・マッカーシー――血と暴力に満ちた世界で/山口和彦 20. ボブ・ディラン――現代詩を歌う「ソング・アンド・ダンス・マン」/原成吉 21. ウィリアム・トレヴァー――あなたとの距離はどれくらい/宮原一成 22.マーガレット・アトウッド 23.セース・ノーテボーム 24.アモス・オズ 25.ハビエル・マリアス 26.ペーター・ハントケ 27.レス・マレー 〈コラム〉受賞者は一〇〇人一〇〇色 28. アリエル・ドルフマン――チリを語る宿命/水谷八也 29. ジョン・アッシュベリー――思いがけない世界へ/山内功一郎 30. カズオ・イシグロ――遠い過去を見つめて/日吉信貴 31. ジュノ・ディアス――カリブ海を渡るエンタープライズ号/都甲幸治 32. ジョン・バンヴィル――未来が過去へ流れ込むところ/加藤洋介 33. コルム・トビーン――哀愁がじんわり伝わる/宮原一成 34. ウラジーミル・ソローキン――テキスト、テキスト、テキスト/大野典宏 35. パスカル・キニャール――「言語の彼岸」をめざして/岡和田晃 36. イスマイル・カダレ――閉ざされた国からの声/東條慎生 37. ポール・オースター――失い続けて、最後に残るもの/藤井光 38. トム・ストッパード――条理の中の不条理/小田島恒志 歴代受賞者一覧 村上春樹からボブ・ディランまで。世界で話題の文学は、こんなにも面白い! 毎年10月に発表される、ノーベル文学賞。その候補者と噂される作家ばかりを紹介した文学ガイドが登場! 27カ国38人の作家を、早稲田大学、東京大学、学習院大学、一橋大学などで教鞭をとる専門家たちが、プロフィールから有名作品の見どころまで、わかりやすく解説されています。それぞれの代表作のあらすじ、日本語訳がある作品リストはもちろん、「この作家が好きな人は、他にこんな本を読んでいます」という読書案内までカバー。 帯コメントは、ポール・オースターやエドワード・ゴーリーなどの翻訳で知られる柴田元幸氏。 〈登場する作家〉 村上春樹/アシア・ジェバール/スヴェトラーナ・アレクシエヴィチ/ジョイス・キャロル・オーツ/ミラン・クンデラ/トマス・ピンチョン/ウンベルト・エーコ/ダーチャ・マライーニ/グギ・ワ・ジオンゴ/ナーダシュ・ペーテル/アドニス/ミルチェア・カルタレスク/高銀/ヨン・フォッセ/ヌルディン・ファラー/サルマン・ラシュディ/ドン・デリーロ/フィリップ・ロス/コーマック・マッカーシー/ボブ・ディラン/ウィリアム・トレヴァー/マーガレット・アトウッド/セース・ノーテボーム/アモス・オズ/ハビエル・マリアス/ペーター・ハントケ/レス・マレー/アリエル・ドルフマン/ジョン・アッシュベリー/カズオ・イシグロ/ジュノ・ディアス/ジョン・バンヴィル/コルム・トビーン/ウラジーミル・ソローキン/パスカル・キニャール/イスマイル・カダレ/ポール・オースター/トム・ストッパード 内容(「BOOK」データベースより) 27カ国38人の作家が大集結! 著者について 都甲 幸治(とこう・こうじ)早稲田大学文学学術院教授。 西脇 雅彦(にしわき・まさひこ)早稲田大学他非常勤講師。 石川 清子(いしかわ・きよこ)静岡文化芸術大学教授。 越野 剛(こしの・ごう)北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター准教授。 小澤 英実(おざわ・えいみ)東京学芸大学准教授。 阿部 賢一(あべ・けんいち)立教大学准教授。 土肥 秀行(どい・ひでゆき)立命館大学文学部准教授。 佐藤 良明(さとう・よしあき)東京大学名誉教授。 楠瀬 佳子(くすのせ・けいこ)京都精華大学人文学部教授。 橋本 智弘(はしもと・ともひろ)一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在籍。 上岡 伸雄(かみおか・のぶお)学習院大学文学部教授。 山口 和彦(やまぐち・かずひこ)東京学芸大学教育学部准教授。 原 成吉(はら・しげよし)獨協大学外国語学部教授。 宮原 一成(みやはら・かずなり)山口大学人文学部教授。 水谷 八也(みずたに・はちや)早稲田大学文化構想学部(文芸・ジャーナリズム論系)教授。 山内 功一郎(やまうち・こういちろう) 静岡大学人文社会科学部准教授。 日吉 信貴(ひよし・のぶたか)東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。 加藤 洋介(かとう・ようすけ)西南学院大学文学部教授。 大野 典宏(おおの・のりひろ)会社経営と翻訳、エッセイなどの執筆。 岡和田 晃(おかわだ・あきら)筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫制博士課程在学中。批評家・ライター。 東條 慎生(とうじょう・しんせい)ライター。 藤井 光(ふじい・ひかる)同志社大学文学部英文学科准教授。 小田島 恒志(おだしま・こうし)早稲田大学文学学術院教授。 出版社 : 株式会社青月社 (2014/9/16) 発売日 : 2014/9/16 言語 : 日本語 単行本(ソフトカバー) : 248ページ ISBN-10 : 4810912779 ISBN-13 : 978-4810912777 寸法 : 18.8 x 13 x 1.6 cm ミラン・クンデラ 48p モラヴィアの中心都市ブルノ生まれ 有名な出身者 ジョーゼフ・A・シュンペーター - 経済学者 エドムント・フッサール - 哲学者。ユダヤ系 ジギスムント・シュローモ・フロイト(後改名しジークムント・フロイト) - 精神分析学創始者の精神医学者。ユダヤ系 アルフォンス・ムハ(フランス語名アルフォンス・ミュシャ) - アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー グレゴール・ヨハン・メンデル;メンデルの法則 レオシュ・ヤナーチェク - 作曲家 ミラン・クンデラ エミール・ザトペック;走法 イヴァナ・トランプ トランプ元大統領の元妻 チェコの作曲家、レオシュ・ヤナーチェクをこよなく愛す 父親はヤナーチェクの弟子だった プラハ音楽芸術大学を卒業後、同大で世界文学の授業を担当。 1968年のプラハの春で公職を追放され、1975年フランスに亡命。 キッチュ。 イタリアの作家 ロベルト・サヴィアーノ ルポルタージュ小説『死都ゴモラ』 1979年生まれ ナポリの組織犯罪カモッラから死刑宣告 ダーチャ・マライーニー 70p 日本育ちのフェミニスト ヒルビリー 119p (hillbilly) アメリカ中南部、アパラチア山脈南部の丘陵地帯に住む農民 ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』177p ウラジーミル・ソローキン エログロナンセンス 1955年ロシア生まれ。コンセプチュアリズム芸術運動に関わったのち、83年『行列』で作家デビュー。「現代文学のモンスター」の異名をとる。主な作品に『ロマン』『青い脂』『氷三部作』、短篇集『愛』など。 イスマイル・カダレ アルバニア 井浦伊知郎https://hb6.seikyou.ne.jp/home/iura/ ポール・オースターを好きな人は、 ジェフリー・ユージェニデス ケリー・リンク |