きょうこの頃



2021年5月2日(日)

 コルソン・ホワイトヘッド『ニッケル・ボーイズ』読了。
 ブログ参照。http://kohkaz.cocolog-nifty.com/monoyomi/2021/04/post-55db5b.html

officialwhitehouseboys.org
https://theofficialwhitehouseboys.org/

https://www.afpbb.com/articles/-/3226572
 数年前に墓標のない墓が数十か所で見つかった同州北西部マリアナ(Marianna)にあるかつての少年院の敷地内で、新たに墓とみられるものが複数見つかった。当局は、今回見つかったものの調査や被害者らの心の傷を癒やす取り組みを行う姿勢を示している。だが虐待を受けてから60年が経過した今、それだけでは不十分だとクーパーさんは話す。

「少年院に入った時、私は子どもだった。だが出て行く時には子どもではなく、怪物になっていた」「暴力は暴力を生む。私たちが学んだのはそれだけだ。1日24時間、精神的、身体的、性的な暴力が絶え間なく繰り返された」

 少年院「フロリダ・スクール・オブ・ボーイズ(Florida School of Boys)」、通称「ドジャー(Dozier)」は、567ヘクタールの敷地面積を持つ。この地域は昨年10月に大型ハリケーン「マイケル(Michael)」に見舞われ、そのことが今回の発見のきっかけとなった。

2008年、少年院の生存者らは、子どもたちに対する拷問の責任を州に認めさせるため、「ホワイトハウスボーイズ(White House boys)」という団体を結成。現在、クーパーさんが代表を務めるこの団体には約300人のメンバーがおり、全員が70歳前後で、かつての重罪犯が多数を占める。

 2017年、フロリダ州は少年院での出来事について正式に謝罪したが、賠償金が支払われることはなく、罪に問われた者もいなかった。現在、州は「被害者本人とその家族、影響が及んだすべての人々が、心の傷を癒やし、気持ちの区切りをつけられるよう」取り組む姿勢を示している。

https://www.npr.org/2012/10/15/162941770/floridas-dozier-school-for-boys-a-true-horror-story

https://www.tampabay.com/investigations/2019/08/18/they-went-to-the-dozier-school-for-boys-damaged-they-came-out-destroyed/

https://www.abandonedfl.com/arthur-g-dozier-school-for-boys/

the Arthur G. Dozier School for Boys
https://usfweb.usf.edu/usf-news-archive/article/articlefiles/5042-boot-hill-cemetery-interim-report-12-12.pdf
https://digital.lib.usf.edu/dozierarchive

https://en.wikipedia.org/wiki/Florida_School_for_Boys



content2016
content2015
content2014