きょうこの頃



2020年11月18日(水)

 『縄紋』読了。

http://kohkaz.cocolog-nifty.com/monoyomi/2020/11/post-c351ee.html

「太田道灌が江戸城を築城する際に、井戸から金印が発見されてね。それをご本尊として江戸城内に祀ったのがはじまりなんだ。徳川家康が入城したときに水道橋あたりに遷されるんだが明暦(めいれき)の大火のときに焼失、その後、今の本駒込に遷されるんだよ。ちなみに、その火事のときに吉祥寺の門前に住んでいた住民は、今の武蔵野市に移住させられた。それが中央線沿線の吉祥寺ってわけだ」
「へー」妻が、やはり生返事する。彼女の興味は、マロンという名の犬の飼い主をどう捜すか……という点にだけ注がれているようだった。
 だから、充は諦めた。
 本当は、邪馬台国の卑弥呼の話と絡めてみたかったが、妻はたぶん興味はないだろう。
「そういえば。小石川植物園の地下に空洞があるのを知っているかい?」
「大田南畝(おおたなんぽ)という江戸時代の武士が
が去り白山御殿が取り壊されて、武家屋敷になった頃の話だ。井戸

……大きな横穴が出てきたらしい。しかも、その空間には立派な家が建っていたんだってさ。なんだか怖くなってそのまま埋めてしまったらしいが」
「へー」
「それで、俺はこう考えた。植物園そのものが古墳なんじゃないかって。しかも、かなり力を持った人物。……その力にあやかろうと、その古墳の地下空間に、綱吉が秘密の部屋を作ったんじゃないかってね」
「へー」
「死体が遺棄されていた例の公務員宿舎の土地にももともとは古墳があったらしいよ。縄文時代の遺跡もー」(428-429p.)




・『隠された古代:アラババキ神の謎』近江雅和著/彩流社
・『特殊部落の研究』菊池山哉著/批評社
・『別所と俘囚』菊池山哉著、塩見鮮一郎解説/批評社
・『縄文事典【ポケット版ご/NPO法人三内丸山縄文発信の会
・『神社の解剖図鑑』米澤貴紀著/エクスナレッジ
・『昨日までの世界文明の源流と人類の未来(上・下)』ジャレド・ダイアモンド著/日本経済新聞出版社
・『図録 特別展 縄文11万年の美の鼓動』東京国立博物館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社/NHKほか

.武蔵一宮氷川神社公式サイト
.神田明神公式サイト 
.根津神社公式サイト 
.文京区公式サイト 
・ウィキペディア メインページ
.・糖尿病がよくわかるDMTOWN 
・縄文海進と貝塚分布・アラババキ神の分布 関東平野
・関東平野にある女体神社
・ひーさんの散歩道 隠されたアラババキ神の謎 氷川神社編
.・小石川植物園後援会ニュースレター第25号/小石川植物園の散歩道(長田敏行)
・小石川植物園を守る会/小石川植物園の貝塚(長田敏行):えど友第91号
・一般社団法人日本船主協会/海運雑学ゼミナールー94
・WIRED/新石器時代に生殖できた男性は「極度に少なかった」
・Gigazine/各個人が固有で持ち、指紋やDNAのように個人を特定できる「微生物雲」とは?
・TOCANA/ガンマ線バーストは「光の速度を超えている」とガチ判明1
・日々佳良好/地下の話2題

・東京都立埋蔵文化財調査センター内展示資料
・三内丸山遺跡内展示資料
・東京大学総合研究博物館内展示資料
・東京国立博物館内展示資料
・文京ふるさと歴史館内展示資料
・埼玉県立歴史と民俗の博物館内資料
・『江戸名所図会』
・『一話一言』大田南畝著参考資料
・『蛇』吉野裕子著/講談社学術文庫
・『縄文の思想』瀬川拓郎著/講談社現代新書
・『アースダイバー』由-沢新一著/講談社
・『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』山崎晴雄・久保純子著/講談社
・『精霊の王』中沢新一著/講談社学術文庫
・『ビジュアル版縄文時代ガイドブック』勅使河原彰著/新泉社
・『ここまでわかった1 縄文人の植物利用』工藤雄一郎、国立歴史民俗博物館編/新泉社
・『さらにわかったー 縄文人の植物利用』工藤雄一郎、国立歴史民俗博物館編/新泉社
・『十二支になった動物たちの考古学』設楽博己編著/新泉社
・『信州の縄文時代が実はすごかったという本』藤森英二著/信濃毎日新聞社
・「文京むかしむかしi考古学的な思い出1」千駄木貝塚出土人骨 近藤修著/文京ふるさと歴史館
・「文京むかしむかしー考古学的な思い出ー」千駄木貝塚出土人骨の科学分析:食生活と年代 米田穣著/文京ふるさと歴史館
・ワンポイント講義E「千駄木貝塚遺跡の縄文人骨ー骨を調べて何がわかるかー」馬場悠男著/文京ふるさと歴史館
・『文京区千駄木貝塚他発掘調査報告書』/文京区教育委員会(引用にあたり、一部、住所を伏せています)
・『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける』関裕二著/PHP新書
・『サピエンス全史文明の構造と人類の幸福(上・下)』ユヴァル・ノア・ハラリ著/河出書房新社
・『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』溝口優司著/SBクリエイティブ
・『ヤノマミ』国分拓著/NHK出版
・『日本の深層:縄文・蝦夷文化を探る』梅原猛著/集英社文庫
・『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』斉藤光政著/集英社文庫





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