きょうこの頃



2015年5月31日(火)

 上野千鶴子『ケアのカリスマたち』読了。
 ちょっと時間がかかった。
 
 昨年、厚生労働省は入院・入所から在宅に大きく政策転換を行った。
 なにがなんでも病院・施設から自宅に戻そう、またはとどめようとしている。

 「かあさんの家」のプロデューサーの市原さんはアメリカの老人村の見学に行って、現在のシステムを思いついたという。
 アメリカのシステムとは医療・介護の低価格化である。そのために在宅に傾いている。
 厚生労働省の発想も医療・介護の低価格化の実現からきている。じつにアメリカ的である。



著者 上野千鶴子
価格 1,600円(税別)
発売日 2015年3月23日
判型 四六判
製本 並製
頁数 386頁
ISBN 978-4-7505-1427-7
Cコード C0095

内容紹介

『おひとりさまの老後』の上野千鶴子が、日本の在宅介護・医療のフロントランナー11人に体当たり!
在宅看取りのノウハウからコストまで、大胆に切り込んだ対談集。

――これでおひとりさまでも家で死ねる。

さまざまな疑問・難問に「看取りを支える11人のプロフェッショナル」たちが答えます。

・おひとりさまでも、最期まで家で暮らせますか?
・在宅の看取りにはいくらのお値段がかかりますか?
・おひとりさまの在宅死に必要な条件はなんでしょうか?
・介護を担う家族がいなくても、安心して老後を迎えられますか?
・わたしたちの老後には、どういう選択肢があるのでしょうか?

【本書に登場する人々】
・山崎章郎(在宅ホスピス医/「ケアタウン小平クリニック」院長)
・松村真司(総合診療医/「松村医院」院長)
・英裕雄(都市型在宅医/「新宿ヒロクリニック」院長)
・秋山正子(訪問看護師/「ケアーズ」代表)
・小山剛(地域包括ケアのモデル/「こぶし園」総合施設長)
・高口光子(介護アドバイザー/「星のしずく」「鶴舞乃城」看・介護部長)
・藤原茂(作業療法士/「夢のみずうみ村」代表)
・近山恵子(高齢者向け住宅プロデューサー/「コミュニティネットワーク協会」理事長)
・柳本文貴(ホームヘルパー/「グレースケア機構」代表)
・柴田久美子(看取り士/「日本看取り士会」会長、「なごみの里」代表)
・市原美穂(「かあさんの家」運営/「ホームホスピス宮崎」理事長)





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