きょうこの頃



2016年5月20日(金)

 
 読了。



チャレンジング行動から認知症の人の世界を理解する BPSDからのパラダイム転換と認知行動療法に基づく新しいケア

イアン・アンドリュー・ジェームズ/著 山中克夫/監訳

出版社名
星和書店

ページ数
193p

ISBN
978-4-7911-0926-5

発売日
2016年03月

レビュー

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価格

販売価格 : 2,300円 (税込:2,484円)

海外では、理解しづらい、かかわりづらい認知症の人の行動のことを、チャレンジング行動(Challenging Behavior)と表すことが多くなっている。本書では、そうした行動の多くを、本 人なりに困ったつらい状況を変えよう、解決しよう、あるいは周囲に思いを伝えようと努力した結果、あらわれたものととらえている。そのうえで、こうした視点に立ち、介護者が「見立て」に基づき、本人一人ひとりの特徴に焦点を当てたケアを組み立て(ケアラー・センタード/パーソン・フォーカスト・アプローチ)、現実的に実施していくために、専門家がサポートを行うプロセスが具体的に述べられている。また、本書では、非薬物的なアプローチや、認知症の人の体験世界をとらえるためのモデルについても、豊富に示されており、介入の手立てを考えるうえで多いに参考になる。

目次
第1章 チャレンジング行動(challenging behavior)とは何か
第2章 チャレンジング行動の原因とアセスメント
第3章 向精神薬を使ったチャレンジング行動の治療
第4章 心理的アプローチとその他の非薬物的アプローチ
第5章 アセスメントと治療のための概念モデル
第6章 ニューキャッスル・チャレンジング行動臨床チーム(NCBT):私たちの臨床モデル
第7章 事例研究
第8章 サービスの開発と提供




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