atプラス叢書 04
著者/訳者
白井聡/著
出版社名
太田出版
発行年月
2013年03月
サイズ
221P 20cm
販売価格
1,700円 (税込1,836円)
本の内容
「永続敗戦」それは戦後日本のレジームの核心的本質で あり、「敗戦の否認」を意味する。国内およびアジアに対しては敗北を否認することによって「神州不滅」の神話を維持しながら、自らを容認し支えてくれる米 国に対しては盲従を続ける。敗戦を否認するがゆえに敗北が際限なく続く?それが「永続敗戦」という概念の指し示す構造である。今日、この構造は明らかな破 綻に瀕している。1945年以来、われわれはずっと「敗戦」状態にある。「侮辱のなかに生きる」ことを拒絶せよ。
目次
第1章 「戦後」の終わり(「私らは侮辱のなかに生きている」?ポスト三・一一の経験「戦後」の終わり永続敗戦)第2章 「戦後の終わり」を告げるもの?対外関係の諸問題(領土問題の本質北朝鮮問題に見る永続敗戦)第3章 戦後の「国体」としての永続敗戦(アメリカの影何が勝利してきたのか)
ISBN
978-4-7783-1359-3
著者情報
白井 聡1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員等を経て、文化学園大学助教。専攻は、社会思想・政治学