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2015年6月14日(日)

 武光 誠『神道――日本が誇る「仕組み」 (朝日新書) 新書』読了。

 ブログ:http://kohkaz.cocolog-nifty.com/monoyomi/2015/05/post-cad3.html

 檀家制度は徳川幕府が制度化したものだったが、氏子制度はじつは明治政府が制度化したものだった。
 氏子制度のほうが新しいというのは新事実である。
 そもそも神道が縄文時代にまでさかのぼる民衆信仰であったというのも新発見。

 魏志倭人伝の「鬼道に仕えてよく衆を惑わす」の「鬼」は「死者」のこと。

 まれ人をもてなす風習

 本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)

 吉田神道
 惟神(かんながら)の道

 天道思想
 「心だに誠の道に叶なば
  祈らずとても神や守らん」 傳 菅原道真
 

















 



神道 日本が誇る「仕組み」

朝日新書 474

著者/訳者

武光誠/著

出版社名

朝日新聞出版

発行年月

2014年08月

サイズ

223P 18cm

販売価格

760円 (税込821円)

本の内容

なぜ日本人は一人で複数の宗教にかかわり幾つもの神様 に祈るのか?!?縄文時代の精霊崇拝を起源とし人々をまとめていく“仕組み”として変遷をかさねてきた神道。それは、外来の新しい考え方を呑み込みつづ け、日本という国を一番深いところで回転させる!!この素晴らしい「文化」の歴史的背景を明らかにする!

目次

序章 神道とは何か
第1章 神道の起源・神道の基礎
第2章 国家の成り立ちと神道の組織の整備
第3章 武士の勢力拡大によって神道の政教分離が進む
第4章 戦国時代、江戸時代に神社が武士のものから民衆のものになる
第5章 幕末以降の日本の近代化と神道

ISBN

978-4-02-273574-4

著者情報

武光 誠
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。文学博士。明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む 

※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです





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