きょうこの頃




2014年2月11日(水)

 最相葉月『セラピスト』読了。

 主に、河合隼雄氏の箱庭療法と、中井久夫氏の治療法がテーマとなる。



 



セラピスト Silence in Psychotherapy

著者/訳者

最相葉月/著

出版社名

新潮社

発行年月

2014年01月

サイズ

345P 20cm

販売価格

1,800円 (税込1,944円)

本の内容

密室で行われ、守秘義務があるため、外からはうかがい 知れない。呼称や資格が乱立し、値段はバラバラ。「信頼できるセラピストに出会うまで5年かかる」とも言われる。「心」をめぐる取材は、そんなカウンセリ ングへの不審と河合隼雄を特集した雑誌の、ある論文をきっかけに始まった。うつ病患者100万人突破のいま、現代人必読のノンフィクション。

心はどのように治るのか。箱庭療法など治療の変遷を辿り、臨床を学び、専門医と対話し、治療の在り方を問う傑作ノンフィクション。(「近刊情報」より)

目次

逐語録
第1章 少年と箱庭
第2章 カウンセラーをつくる
第3章 日本人をカウンセリングせよ
第4章 「私」の箱庭
第5章 ボーン・セラピスト
第6章 砂と画用紙
第7章 黒船の到来
第8章 悩めない病
第9章 回復のかなしみ

ISBN

978-4-10-459803-8

著者情報

最相 葉月
1963年生まれ。兵庫県神戸市出身。関西学院大学法学部卒業。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『星新一?一〇〇一話をつくった人』(講談社ノンフィクション賞、大佛次郎賞、日本推理作家協会賞、日本SF大賞、星雲賞)などがある 





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