きょうこの頃



2014年9月21日(日)

 高見浩の新訳、ヘミングウェイ『われらの時代・男だけの世界』読了。

 7年間のパリ時代に書かれた初期の作品。

 このパリ時代。ヘミングウェーは高見浩いうところの良妻賢母型の妻・ハドリーと愛人・ポーリーン(「ヴォーグ」編集長であり、訳者の言うところではまさに「ヴォーグ」から抜け出したような美人)間で揺れる。
 けっきょく、ハドリーと離婚し、翌日ポーリーンと再婚する。
 『われらの時代』はポーリーンに出会う前。
 『男だけの世界』はポーリーンと出会ってから。


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われらの時代・男だけの世界

新潮文庫 ヘミングウェイ全短編 1

著者/訳者

ヘミングウェイ/〔著〕 高見浩/訳

出版社名

新潮社

発行年月

1995年10月

サイズ

493P 16cm

販売価格

750円 (税込810円)

本の内容

1921年、一人のアメリカ人青年がパリにやってきた。地位もなく名声もなく、ただ文学への志に燃えたアーネスト・ヘミングウェイという名の青年は、このパリ時代に「雨のなかの猫」「二つの心臓の大きな川」「殺し屋」など、珠玉の名編を次々に発表する。本書は、彼の文学の核心を成すこれらの初期作品31編を収録。ヘミングウェイの全短編を画期的な新訳で刊行する全3巻の第1巻。

ISBN

978-4-10-210010-3




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