きょうこの頃



2014年8月13日(水)

 J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』読了。

 ブログ:http://kohkaz.cocolog-nifty.com/monoyomi/2014/08/post-ba89.html

 何年も前に買った野崎孝訳の『ライ麦畑でつかまえて』を44頁で放って、村上春樹訳。
 これも買ってから、1,2年はたっている。


 柄にはそれぞれ名称がある。
 ということを思い出させてくれた。
 千鳥格子だけではない。(houndstooth)




タッターソウル Tattersall check
 タッターソール・チェックは乗馬格子ともいわれるチェック柄です。18世紀イギリスの騎手リチャード・タッターソール(Richard Tattersall)がロンドンに創設した馬市で、馬にかけた毛布の柄からこの名がついているそうです。
 ふつうは白地に赤と黒、白地に黄と茶など2色使いの細い織格子柄になっています。オッドベストやスポーツシャツなどに用いられることが多いです。上段の写真はすべて私のハンカチをサンプルにしました。
 

J.PRESSのボタンダウン
 こちらのタッターソールチェックは、ブロードクロスのボタンダウンシャツです。ご覧のように胸ポケットにフラップが付いているでご存知の方にはすぐわかるでしょう。こちらJ.PRESSのものです。タッターソールのシャツって大好きです。

VANのボタンダウン
 こちらの見本もボタンダウンシャツです。これも胸ポケット部分ですが、こちらはフラップ付きではありません。VANのボタンダウンシャツで、ビエラ生地のタッターソールチェックです。私はこの柄のオッドベストが欲しくてたまらない。

 村上春樹がどうしてもつけたかった解説が、白水社のホームページ(http://www.hakusuisha.co.jp/topics/rye1.php)にある。


キャッチャー・イン・ザ・ライ

著者/訳者

J.D.サリンジャー/〔著〕 村上春樹/訳

出版社名

白水社

発行年月

2003年04月

サイズ

353P 20cm

販売価格

1,800円 (税込1,944円)

本の内容

村上春樹の新しい訳でお届けする新時代の『ライ麦畑でつかまえて』。

ISBN

978-4-560-04764-4

新聞、雑誌掲載

 読売新聞 2003年12月28日掲載 , 毎日新聞 2003年05月04日掲載

内容紹介

さあ、ホールデンの声に耳を澄ませてください。
村上春樹の新しい訳でお届けする
新世代の『ライ麦畑でつかまえて』
J.D.サリンジャーの不朽の青春文学『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹の新しい訳を得て、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として40年ぶりに生ま れ変わりました。ホールデン・コールフィールドが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、この小説はあなたの中に、いつまでも留まることでしょう。雪 が降るように、風がそよぐように、川が流れるように、ホールデン・コールフィールドは魂のひとつのありかとなって、時代を超え、世代を超え、この世界に存 在しているのです。さあ、ホールデンの声に(もう一度)耳を澄ませてください。

出版社からのコメント

 「古典は口に苦い」。先輩や親や教師からどんなに薦められても、文章は読みづらいし、物語も当然のことながら今から見れば古くさい。そんなわけで、つい、最近出たミステリーや恋愛小説に走ってしまう。
  でも、ここに、50年も前に出たのに、読みにくいどころか実に生き生きとした快調なテンポで語られ、洒落ていて、ユーモアもたっぷり、しかも今の我々につ よく訴えかけてくる、大げさに言えば読んだ人間の一生の友になるような本がある。これまで『ライ麦畑でつかまえて』(野崎孝訳)というタイトルで長いあい だに日本でも二百万人に近い読者に愛されてきたアメリカの青春小説だ。
 主人公のホールデンは有名高校の生徒で、作文だけは誰にも負けないが、あ との学科はからきしダメな16歳の少年。彼は自分の学校~~の先生たちや同級生や何もかもにうんざりしている。物語は彼が成績不良で退学になる直前の冬、 自分から学校をおん出るところから始まる。ニューヨークの街をさまよいながら彼は昔の先生や友人やガールフレンドに再会していくが……
 さて21 世紀に入って、この『ライ麦畑でつかまえて』が、作家村上春樹による新訳で新しい命を吹き込まれた。タイトルも原題どおり『キャッチャー・イン・ザ・ラ イ』。原作の圧倒的な魅力は以前と変わりはないが、この本を愛してやまない村上春樹の斬新な翻訳は新たな読者を生み出している。今回のペーパーバック版刊 行を機会に、より多くの若者にこの素晴らしい「古典」の魅力を知ってほしい。

内容(「BOOK」データベースより)

J.D.サリンジャーの不朽の青春文学『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹の新しい訳を得て、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として生まれ変わりまし た。ホールデン・コールフィールドが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、この小説はあなたの中に、いつまでも留まることでしょう。雪が降るよう に、風がそよぐように、川が流れるように、ホールデン・コールフィールドは魂のひとつのありかとなって、時代を超え、世代を超え、この世界に存在している のです。さあ、ホールデンの声に(もう一度)耳を澄ませてください。

内容(「MARC」データベースより)

不朽の青春文学「ライ麦畑でつかまえて」が、村上春樹の新しい訳を得て、40年ぶりに生まれ変わる。ホールデン・コールフィールドが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、読者の中にいつまでも留まる小説。




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