きょうこの頃



2014年8月11日(月)

 開高健『夏の闇』読了。
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チャプスイ
チャプスイ(広東語 雜碎、英語 chop suey)は、アメリカ式中華料理の一種である。広東省台山市名物の広東料理、炒雜碎(チャーウチャプスイ)がもとになった料理[1]で、豚肉、鶏肉、タマネギ、シイタケ、モヤシなどを炒めてスープを加え煮た後に水溶き片栗粉でとろみをつけ、主菜としてそのままあるいは白飯や中華麺に掛けて食す。
 八宝菜?
26頁

 『コッペリア』(Coppe'lia )は、動く人形を題材としたバレエ作品、およびその人形の名前。音楽はレオ・ドリーブ、振り付けはアルテュール・サン・レオン。原題は『コッペリア、あるいは琺瑯質の目をもつ乙女』(Coppe'lia, ou la Fille aux yeux d'e'mail )である。

35頁

膩あぶら 37頁


ウジェーヌ・イヨネスコ(Euge`ne Ionesco, 1909年11月26日 - 1994年3月28日)は、フランスで主に活躍したルーマニアの劇作家である。アイルランド出身のサミュエル・ベケット、カフカース生まれのアルチュール・アダモフとともに、フランスの不条理演劇を代表する作家の一人として知られている。
イヨネスコ 1912‐94
Eug≡ne Ionesco

フランスの劇作家。ルーマニア人を父,フランス人を母として,ルーマニアのスラチナで生まれ,13歳までフランスで育ち,ブカレスト大学に学んだ後,1938年にパリに戻る。48年に英会話の教科書をもじって,日常的な形式論理の無意味さや会話による意思疎通の不可能,それに伴う言語の解体,その帰結としての精神の崩壊という現代人の不安を如実に舞台化した《禿の女歌手 La cantatricechauve》(1950)を書き,〈反戯曲〉と副題をつける。さらに,言葉や事物がひとり歩きや自己増殖を始めて人間を圧倒する恐怖を黒いユーモアのうちに描く一幕物《授業 La leぅon》(1951)や《椅子 Leschaises》(1952)などを発表し,50年代半ば以降いわゆる不条理劇の代表のひとりとして国際的評価を受ける。《無給の殺し屋》(1959)を転機に,主人公ベランジェを中心に展開する多幕物に進み,初期作品で失われていた物語性を回復し,《犀(さい)》(1958)の成功を経て《渇きと飢え》(1966)がコメディ・フランセーズで上演され,70年にはアカデミー会員に選ばれる。以後も優れた戯曲を書き続け,《死者の国への旅》(1981)は,多様な作劇術を駆使して,それまでの一貫した主題であった存在の不安と死の恐怖を内省的自伝的夢幻的次元で集大成した詩的作品として高く評価されている。このほか,演劇論集《ノートと反ノート》(1962)や短編小説集《大佐の写真》(1962)があり,劇界に大きな影響を残している。⇒前衛劇      安堂 信也

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45頁

アルカ・セルツァー


 
以下の症状を素早く解消します。

胸やけ、胃酸過多、胃酸過多に伴う頭痛や体の痛み。
食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃のむかつき、頭痛
頭痛、体の痛み、単独の痛み。

使用方法
2タブレットを120mlの水に入れて完全に溶かしてからお飲みください。
グラスの底に残った残留物まですべて飲み干す必要はありません。アルカセルツァーの薬剤は水に溶けています。

12歳以上子供の成人:
2タブレットを4時間ごと、医師の指示に従ってお飲みください。24時間の服用量は8タブレットをまでとします。

60歳以上の成人:
2タブレットを4時間ごと、医師の指示に従ってお飲みください。24時間の服用量は4タブレットまでとしてください。

成分表示
1タブレットあたり
活性成分:
アスピリン325mg… 鎮痛剤
クエン酸1000mg… 酸中和剤
重炭酸ナトリウム(熱処理したもの)1916mg… 酸中和剤

非活性成分:なし
117頁

拈華微笑
ねんげみしょう ni´n hu´ w^i xiロo

禅宗の起りを説く故事,公案の一つ。以心伝心,不立文字の意。唐代に萌芽があり,宋代に定型化される。《無門関》第10則にあるのが,もっとも著名である。釈梼が霊鷲山で大勢の弟子に説法していると,梵天が金波羅花を献ずる。釈梼は,これをうけとると黙って弟子たちに示す。だれもその意味を理解できない。長老の摩訶梼葉だけが,ひとり微笑する。釈梼は,我に正法眼蔵,涅槃妙心,実相無相,微妙の法門あり,不立文字,教外別伝,今,摩訶梼葉に付す,と言ったとするもの。
                        柳田 聖山

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以心伝心
いしんでんしん

心をもって,心に伝えること。仏法の義が,師と弟子(資)との面面相対することによって,師の心から弟子の心に直接伝えられることをいう。釈尊は,霊鷲山(りようじゆせん)において,8万の大衆を前にして金波羅華をかかげ拈(ねん)じたが,それをみた大衆のうち摩訶梼葉(まかかしよう)ただ一人がその意を悟って破顔微笑し,摩訶梼葉は釈尊から正法を授受されたといわれ,そこに以心伝心のあったことが示されている。この故事を拈華微笑(ねんげみしよう)という。禅門では,ことばや文字,経論によることなく,師資相対して心から心に禅の大法を伝えてきた。中国に禅を伝えた達磨は,以心伝心,不立文字(ふりゆうもんじ)をもって真の仏法の正法を伝えることを強調したといわれる。
                        竹貫 元勝

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119頁


鉤  はり 162頁

霖雨 168頁

 さらに、開高健は我々のいう「宿題をきちんとやってきた」男である。ヨーロッパ、ヴェトナム、アラスカ、南米、舞台はどこに移ろうと、彼のもつ知識は、いささかの見栄をも伴なうことなく文中に涌出する。彼こそは真の意味でみずからの世界を知る入間である。彼はけっして感銘を強いない。彼の知識は、肉体の中、骨の奥深くにまで根をおろしており、ごく自然な形でひとりでにあらわれ出るだけである。(C.W.ニコル『解説」)
263頁

夏の闇

新潮文庫

著者/訳者

開高健/著

出版社名

新潮社

発行年月

1983年05月

サイズ

266P 16cm

販売価格

438円 (税込473円)

本の内容

絶望から立ち上がる瞬間。性と食と戦争。人間の本質をえぐりとる開高文学の最高傑作。

ヴェ トナム戦争で信ずべき自己を見失った主人公は、ただひたすら眠り、貪欲に食い、繰返し性に溺れる嫌悪の日々をおくる……が、ある朝、女と別れ、ヴェトナム の戦場に回帰する。“徒労、倦怠、焦躁と殺戮”という暗く抜け道のない現代にあって、精神的混迷に灯を探し求め、絶望の淵にあえぐ現代人の《魂の地獄と救 済》を描き、著者自らが第二の処女作とする純文学長編。





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