2014年7月20日(日)
一年以上、本棚に放置していた。
早朝、手にとって読み始めたらとまらなくなり、一気に読了。
村上春樹作品には珍しく、ストーリーが気になって読まされた。
ブログ
「フィンランドにいったい何があるんだ?」
「シベリウス、アキ・カウリスマキの映画、マリメッコ、ノキア、ムーミン」 |
(235頁)
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者/訳者
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村上春樹/著
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出版社名
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文藝春秋
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発行年月
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2013年04月
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サイズ
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370P 20cm
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販売価格
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1,700円
(税込1,836円)
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登場人物
多崎つくる(たざき つくる)(戸籍上は「多崎作」)
主人公。作中の現在は36歳。独身。子供のころから鉄道の駅が好き。東京の鉄道会社において駅を設計する仕事に携わる。高校時代は4人の友人といつも行動
を共にしていたが、自分の名にだけ「色」がないことに微妙な疎外感を抱き続けていた。自分のことを色も中身もない空っぽの人間だと思っている。 赤松 慶(あかまつ けい) 主人公の高校時代の友人5人組グループの一員。グループ内の愛称は「アカ」。名古屋在住。高校時代の成績は優秀。名古屋圏の大企業を相手に社員研修を提供するビジネスで成功している。 青海 悦夫(おうみ よしお) 主人公の高校時代の友人5人組グループの一員。グループ内の愛称は「アオ」。名古屋在住。高校時代はスポーツマン。トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」を扱うディーラーに勤務している。 白根 柚木(しらね ゆずき) 主人公の高校時代の友人5人組グループの一員。グループ内の愛称は「シロ」。音楽の才能に秀でた美少女だった。グループメンバーが主人公と絶縁するきっかけを作った。ピアノ教師として浜松市に暮らしていたが、今はこの世にいない。 黒埜 恵里(くろの えり)/エリ・クロノ・ハアタイネン 主人公の高校時代の友人5人組グループの一員。グループ内の愛称は「クロ」。陶芸家。フィンランドから日本に陶芸を学びにきた男性と結婚し、ヘルシンキに住む。「シロ」のことは「ユズ」と呼んでおり、自らの娘にも「ユズ」と名付けた。 木元 沙羅(きもと さら) つくるの現在の友人の女性。つくるより2歳年上。旅行会社勤務。東京に住む。 灰田 文紹(はいだ ふみあき) つくるの大学時代の数少ない友人。学年は二つ下。新学期が始まる前に大学から姿を消す。 灰田の父 つくるの大学時代には秋田の公立大学で哲学科の講師をしていた。大学闘争時代に大学を休学し、一年間の放浪生活を送る。 緑川(みどりかわ) 灰田の父が学生時代にバイトをしていた温泉宿の長逗留客。ジャズピアニスト。灰田の父に持つと死ぬ「死のトークン」の話をする。
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