集英社文庫 あ36‐19
著者/訳者
浅田次郎/著
出版社名
集英社
発行年月
2013年06月
サイズ
326P 16cm
販売価格
662円
本の内容
片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集 を知る。譲は疎開先を抜け出し、同じ国民学校六年の静代とともに、東京を目指してただひたすらに歩き始めた。一方、片岡ら補充要員は、千島列島最東端の占 守島へと向かう。美しい花々の咲き乱れるその孤島に残されていたのは、無傷の帝国陸軍、最精鋭部隊だった。?否応なく戦争に巻き込まれていく人々の姿を描 く著者渾身の戦争文学、中編。
ISBN 978-4-08-745079-8
著者情報
浅田 次郎1951年東京都生まれ。95年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、97年『鉄道員』で直木 賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、06年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、08年『中原の虹』で吉川英治文学賞、10年『終 わらざる夏』で毎日出版文化賞を、それぞれ受賞